Gmailのメール作成画面で本文の暗号化・復号化を行うボタンを追加できる、Firefox用のユーザスクリプトがあります。
管理人が試したところ、残念ながら、現在のところ2バイト文字を含むメールは復号化の際に文字化けしてしまうようなのですが、英語のメールなら問題なく成功しましたので、ご参考までにドキュメント化しておきます。
▼Gmail Encrypt by Mark Langenhoven
http://www.langenhoven.com/code/emailencrypt/gmailencrypt.php
暗号化は公開鍵方式で、「公開鍵」と「秘密鍵」のペアを利用するものです。
公開鍵: 他の人があなたに送るメールを暗号化するのに使ってもらいます。
秘密鍵: あなたが送信した暗号化メールを受信者が解読するのに使います。
詳しくは「Wikipedia - 公開鍵暗号」などの情報を参照してください。
▼インストール方法
(1)前提条件として、Firefoxに拡張機能「Greasemonkey」をインストールし利用可能にしておく必要があります。
Greasemonkey最新版は https://addons.mozilla.org/ で入手できます。
(2)FirefoxでGmail Encryptのページにアクセス。
1行目の「Right click here if you know Greasemonkey and are in a hurry.」という文章の「here」の部分のリンクを右クリックし、メニューの1番目に表示される「Install User Script」を選択。
(3)うまくいったら「gmailencrypttext.user.js installed successfully.」というメッセージが出るのでOKをクリック。
(4)Gmailにアクセスし、新規メール作成画面を開いてみます。
宛先入力欄の上に、「Encrypt」「Decrypt」ボタンと、暗号鍵の入力欄が表示されているのを確認します。
▼暗号鍵の作り方
(1)鍵を作るのには2つのランダムな素数が必要です。以下のリソースを参考にして決めておきます。小さすぎる素数だと暗号化するときエラーになるので、4桁以上の素数にしましょう。
・http://primes.utm.edu/lists/small/1000.txt (最初の1000個の素数の一覧)
・http://www.usi.edu/science/math/prime.html (ある数が素数かどうかチェックできる)
(2)FirefoxでGmail Encryptの鍵生成用ページにアクセスし、2つの素数を入力し、「Generate Keys」をクリック。
(3)ページの下部に「Public key(公開鍵)」と「Private key(秘密鍵)」が表示されます。それぞれコピペして、テキストファイルとして保存します。
※秘密鍵は絶対に他人に知られないように、取り扱い厳重注意!
▼使い方
◇自分宛のメールを暗号化して送って欲しい人は、ウェブサイトに公開鍵を掲載したり、あらかじめ相手にメールで公開鍵を送ったりしておきます。
もちろん、相手もFirefoxのこの拡張機能を使ってGmailを利用していないといけないので、ちょっと敷居は高いですが…。
◇自分がAさんという相手に送るメールを暗号化するには、Gmailでメールを書いた後で「Public Key」の欄にAさんの公開鍵の文字列を入力し、「Encrypt」ボタンをクリックしてから、送信します。(ちなみに件名は暗号化されません)
Aさんは、自分の秘密鍵を使ってメールを解読します。
◇誰かから送られてきたメールの本文が、「--- Start of mailencrypt ---」と「--- End of mailencrypt ---」という文字列ではさまれていたら、この拡張機能で暗号化されたメールだということになります。
これを解読するには、まず「返信」リンクをクリックして返信欄に暗号化された文字列をコピペしてから、「Private Key」の欄に自分の秘密鍵の文字列を入力し、「Decrypt」ボタンをクリックすると、メール本文を解読できます。
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