Gmailが、Googleの最有力ライバルであるYahooが提唱するアンチスパム技術「DomainKeys(ドメインキー)」の導入を始めたとのこと。確かに、現在Gmailからの送信メールのReceivedヘッダの中には、DomainKey-Signatureが含まれているのが確認できます。
「DomainKeys」は送信者アドレスの偽装に対抗するための、ドメイン単位での送信元認証技術。メールのヘッダに暗号化デジタルタグを付加し、そのデータとメール事業者側にあるパブリックDBに登録された認証済みアドレスとを比較し、一致しなければユーザのメールボックスにそのメールを配信しないことが可能です。
アンチスパム技術はこのYahoo提唱の「DomainKeys」だけでなく、AOLが支持する「Sender Policy Framework(SPF)」や、それをマイクロソフトが独自の「Caller ID」と組み合わせた「Sender ID」などがあります。
これら3社がいずれもIETFに各技術の標準化を申請している状況で、いまのところメール事業者各社も何を採用すべきか慎重に検討中と思われますが、Gmailはいまだにベータテスト中というフットワークの軽さwを活かしてさっくり実運用を始めてしまったという次第ではないでしょうか。
本家Slashdotの関連スレでは、なぜGoogleも独自のアンチスパム技術を開発しないんだという意見がけっこう出ていますが、既存のテクノロジーで必要十分だと判断すればそれをこだわりなく採用し、プロプライエタリな利権にこだわらないというのは、いかにもGoogleらしい気が。
↓ソースは以下です。
Gmail jibes with Yahoo to fight spam
CNET News.com - San Francisco,CA,United States
http://news.com.com/Gmail+jibes+with+Yahoo+to+fight+spam/2100-1032_3-5415306.html
Gmail Begins Signing Email with DomainKeys
Slashdot - USA
http://it.slashdot.org/it/04/10/18/0236201.shtml?tid=111&tid=217&tid=95&tid=1
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