こちらの記事で話題にあげた米国の1822法案は、Googleに対しGmailの利用規約の変更を迫る根拠となりうる可能性がありますが、この法案の内容自体が実用上役に立たないのでナンセンスだ、という批判記事がなかなか面白かったので取り上げてみます。
この法案では、送受信者の事前の合意の元でないと受信メールのスキャンができない = つまりGmailでは実質的にはメールの受信ができない、ということになります。が、下記のようなケースを考えてみれば、そのような合意形成は現実的には非常にわずらわしい、ほとんど不可能な事態となるというわけです。
「Gmailユーザの Wallyと、Gmailユーザでない Samがいるとする。
この法案の元では、Wallyが Samにメールを送った場合、WallyがGmailを使うことに両者が合意するまで、Samは Wallyに返信することができない。
(中略)さらに、以下のような場合はどうだろう?
Wallyがそのメールをその他大勢にもCcするとしたら?
Wallyが Samからの返信を他の人に転送するとしたら?
Wallyが Samからの返信にまた返信する際に、他の人をCcに追加したら?」
この記事以外にも、電子メールはもともとネット上を“裸で”飛び交っているデータであり、理論上は誰にのぞかれてもおかしくはない性質のもので、Gmailのスキャンによるプライバシー侵害のおそれというのは別に目新しい種類の脅威ではない、という意見も見かけました。
このプライバシー絡みの問題の受け止め方には人によってかなりブレがあり、そこからその人のGoogleに対する肯定/否定の度合いが透けて見えるような気がします。
↓ソースは以下です。
BILL targeting Gmail is unworkable
San Jose Mercury News (subscription) - San Jose,CA,USA
http://www.mercurynews.com/mld/mercurynews/news/opinion/8701570.htm
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